BUZZNET(バズネット)

バズネット(BUZZNET)は思わずシェアしたくなる、おもしろいネタニュースのまとめサイトです。

ASKA(宮﨑重明)氏がhatenablogに公開したブログ全文

6 リアルキャスト解散

異国でのライブを楽しむことに喜びを感じてくれるファンが、日本から約5千人、韓国へと足を運んだ。テレビや新聞などでは「半分が日本人だった」と伝えたが、それは大きな間違いだ。2日間で5千人なのだ。1万人の会場は2千5百人の日本人と7千5百人の韓国人客で、両日席が埋まった。
韓国ライブのすぐ後、それまで経営してきたリアルキャストは事情によって解散した。止むことのできない事情があった。写真雑誌「FLASH」の報道で「韓国ライブが失敗した」と事実のように語られてしまったのだ。韓国ライブはスポンサー「NEC」「JAL」の協力を得て大成功を収めた。「FLASH」は「ライブの失敗で会社が大赤字を出したのが会社解散の原因」だと書いた。
韓国ライブのDVDをリリースしなかったことが、そう思わせた原因だったのかもしれない。我々は、あの歴史的なライブをビジネスにしてはならないと考えた。自分たちのアーティストプロモーションに利用してはならないと思ったのだ。ライブから15年が経った。そろそろ全編を公開しても良い時期に入ったのではないかと考えている。憶測だけで書かれた記事が業界や世間へ、それが本当のことのように広がってしまった。ワイドショーなども信じる始末なのだ。どこも何も調べてはいない。

我々リアルキャストの株主は、CHAGE,ASKA,YAMAHAで構成されていた。2000年5月にYAMAHAがレコード会社を設立することになったのだ。私はレコード会社設立に反対だった。しかし、話は軽快に進んで行った。レコード会社の役員にはリアルキャストの渡部もいた。レコード会社設立に伴って、 YAMAHAに移籍して欲しいと声をかけられた。私は「キャニオンレコード」から「東芝EMI」に移籍したばかりの身であったので、それを丁寧にお断りした。その後、「三顧の礼」ではないが、幾度となくそのやりとりは交わされた。移籍交渉をしてくる相手はデビュー間もない頃からのYAMAHAのスタッフだ。散々お世話になった。そんなスタッフの交渉にいつまでも首を横に振ることはできなかった。

「分かりました。まずはソロということでいいですか?新会社だからと言って、ミスは許されません。ソロで事故が起こった場合は、すぐに他のメジャーレーベルに移籍します。母体であるCHAGE&ASKAで怪我するわけにはいかないのです。」

全て納得したという発言を聞き、先のことを約束として「東芝EMI」からYAMAHAへ移籍することになった。「未来の音楽業界は冷える」「そのうちコピーの時代に突入し、やがて何らかの方法で音源がリスナーの元へ送信されるようになる」「このまま、この状態が進んで行けば『1曲10円』または『ただ』になって行くだろう。そうなれば、アーティストは消えて行く」と、ライブなどでも公言してきただけに、心中、新会社移籍は不安だった。しかし、新しいところには活気もある。ASKAソロをYAMAHAレーベル第1弾にしたいと言う。まだ、シングル曲も出来てない時であった。机上の空論ではあったが、戦略などを含めた宣伝展開など初々しくも頼もしく感じた。間もなくして、私は「good time」という楽曲を仕上げた。

リリース後、一部のファンからは「勢いがない」「暗い」など、手痛い批評も浴びたが、私の楽曲のなかでは、最もよくできた楽曲のひとつとして捉えている。今も尚、その気持ちは変わらない。ミックスダウン前に、いわゆる完パケ前にタイアップが付いた。日本テレビ「知ってるつもり」のエンディングテーマだ。通常1クール(3ヶ月)なのだが、2クールのタイアップとなった。出足は好調のように感じられた。ただ、気になることがあった。「リリース前の数ヶ月間、ラジオなどでは流れまくります。」と言われた割に反応が無い。新曲のリリースになると友人知人から、必ず「聴いた」という連絡が入るのだ。2000年と言えば、まだやっとネットが広がり始めた頃。ネット上の反応は気にしないように言われたが「新曲を聴いた」という反応がネット上に無かったことには一抹の不安を覚えた。ラジオ局にはすでに配り終えていると言う。なのに、ローテーションされている気配が無い。リリース直前に分かったことだが、ラジオ局には確かに配られていた。ただ、上層部に配られていて、いちばん肝心な現場にシングル「good time」が無かったのだ。これではかからないはずだ。

そして、リリース日。友人から「シングルがショップに置いてない」という連絡が入った。買えないと言う。1週間経っても事態は変わらなかった。ネットやファンから貰う手紙にも同じようなことが書いてある。驚いたことに、ショップではインディーズ扱いになっていたのだ。只事ではない。担当を呼んで説明を求めた。担当は、ポツリポツリと語り始めた。元々2万5千枚しか用意していなかったことは、少し前に聞かされていた。余りの底枚数にショックだった。イニシャル(レコードショップの売り上げ予想予約)が付かないと言う。インディーズ扱いでは仕方がない。それでも「何故だろう」という疑問は深くなって行った。そして、更に悪いことが起こっていた。流通を怠ったのだと言う。ショップがバックオーダーをする手法がなかったということが原因だった。1枚バックオーダーをするのに、宅急便を使わなければならなかったのだ。送料だけでショップの売り上げはマイナスとなる。どこからもバックオーダーは無かった。結局「good time」は2万5千枚で終了となった。今でこそ、しっかりとした基盤を築いてるYAMAHAだが、新会社設立当時には、そういうことがあったのだ。事態を重症と受け止めた私は、約束どおり移籍の意を伝えた。

これがソロで良かった。これがCHAGE&ASKAのリリースであったなら、語るに落ちる不名誉な記録だ。そして、YAMAHAを離れるにあたり重篤な問題があった。我々の事務所社長であり、プロデューサーでもあるリアルキャストの渡部がYAMAHAレーベルの役員になっていたからだ。責任の所在は当然渡部にも行く。株式も含めてYAMAHAから完全離脱した後、渡部が社長であるリアルキャストを存続させるわけには行かなくなった。誰々の所為にはしたくなかったのだ。誰かが責任を取るという方法は選ばず、みんなで会社を解散しようということになった。これが会社解散の理由だ。我々はリアルキャスト時代に、別会社として立ち上げていたロックダムに一時預かりのような形で事務所移籍をした。渡部もYAMAHAの役員を辞め、兼ねてからヘッドハンティングされていた会社の代表となった。 

自分が自分であるために

したがって
もはや痛みは無い

新聞に載らない歴史など
誰も興味はもたないのだ

事のついでに
生きてやろうか

失ったものを
懐かしいと言うな

椅子に座ったまま老いるのは嫌だ
立って周りを見渡しながら老いるのだ

ここは素敵だぞ
いつだってそう言っていたい

あかんべーを忘れるな
自分が自分であるために

0 700番
1 序章
2 ロンドン
3 kicks
4 ピンチとチャンス 
5 韓国ライブ
6 リアルキャスト解散
7 GHB
8 勘違い
9 飯島愛
10 盗聴盗撮
11 覚せい剤
12 音楽関係者
13 恐喝
14 週刊文春
15 エクスタシー
16 逮捕
17 裁判
18 メール
19 後記
20 追記

ページ:
1 2 3 4 5 6

7

8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
覚せい剤取締法違反罪で逮捕され2014年9月に、懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年)の判決を受けた、歌手のASKA(宮﨑重明)

この記事が気に入ったらいいね!しよう

BUZZNETの最新記事をお届けします

  • シェア
  • ツイート
  • 送る
  • はてなブックマーク
  • Feedly

同じカテゴリの最新記事

ネタ話人気記事

本日の人気記事

記事ランキング

ピックアップ記事

  1. ikimono2

    【速報】人気バンド「いきものがかり」 が活動休止!

    261:風吹けば名無し@\(^o^)/: 2017/01/05(木) 14:09:32.96ID:m…
  2. aska

    歌手のASKAさんがYouTubeで新曲「FUKUOKA」を発表!

    ASKAさんがYouTubeで新曲FUKUOKAをUPしました。 聞いてみたのですが、普通に良…
  3. oshushi-ppap-4

    “おしゅし” のPPAPがかわいすぎ! #PPAP

    おしゅしさんが、ピコ太郎のPPAPにチャレンジした模様です🍣 Twitterよ…
  4. lake-chryskoe

    ロシアのクリリスコエ湖をGoogleマップで見てみると…w

    ロシアのクリリスコエ湖の、Googleマップに、シャケに囲まれるクマさんが🐻!! …
  5. 笑い飯 哲夫

    笑い飯哲夫さん、ラジオでノンスタ井上当て逃げ事故の被害者のタクシー運転手に対し“当たり屋”発言! 番組内で謝罪する

    1: ベジータ ★@\(^o^)/ 2016/12/16(金) 05:42:26.63 ID:CA…

オススメ記事

  1. aska
    ASKAさんがYouTubeで新曲FUKUOKAをUPしました。 聞いてみたのですが、普通に良…
  2. gorin7
    7:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/: 2016/08/11…
  3. kato33
    この夏から来年の夏に向けて今から行動開始!! 有名ボディビルダー且つ有名YouTuberの…
  4. 春日大社
    神社仏閣の多い奈良ですが、いざ奈良観光をするとなると、奈良公園界隈の散策となってしまいます。 …
  5. トヨタ2000GT
    1965年にデビューした"トヨタ2000GT"は、当時、トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、ヤマ…

ピックアップ記事

  1. 甲本ヒロト
    元ブルーハーツの甲本ヒロトが歌う、ザ・ハイロウズの名曲「日曜日よりの使者」は皆さんご存知だと思います…
  2. 北斗の拳 ラオウ ラグビー
    「北斗の拳」と「ラグビー」がコラボするアルティメットなバトルの動画がネットで注目されています。 もち…
  3. サラ・マクダニエル
    左右の眼で虹彩の色が異なる「オッドアイ」を皆さんは知っていますか? 片目の色が違う…
  4. さかなクン
    中学時代に「水槽が一杯あるクラブ」と思って間違って「吹奏楽部」に入ってしまったり、同じく中学時代に、…
  5. ゼロ・グラビティ
    VFXが発展し、全面クロマキーのスタジオ内で撮影が行われることが多くなり、役者の想像力が試される事に…
  6. アバター
    頑張れば自分でも作れそうなドット絵や、これはもはやドット絵のレベルを超えているぞ!ってものまで、Ex…
  7. amazing-hotels-2-1-1
    死ぬまでに一度は訪れたいホテルをご紹介します。どれも魅力的すぎて見ているだけでワクワクが止まらない厳…
  8. 瑪瑙
    広大な風景は海の海岸線や草原の丘の様に、野外で見るモノだと思われておりますが、鉱物の中にも信じられな…
  9. 赤ちゃん
    「育児ストレスで悩み疲れてノイローゼ寸前のママへ贈ることば」が心に刺さるとネットで話題になっています…
  10. 空耳アワー
    1993年から20年以上続くタモリ倶楽部の名物コーナー「空耳アワー」。 空耳アワーとは …

ニュースまとめ

バズネットは思わず誰かにシェアしたくなる、キュレーションWEBニュースまとめサイトです。感動・笑い・怒り・衝撃・癒しといった『心』に突き刺さるニュースや画像・動画だけでなく、雑学や、テレビでは伝えられないニュースもまとめて配信しています。

各ニュース記事はスマホで読みやすく設計され、電車の中やトイレの中、ちょっとした待ち時間でサクっと読めるニュースまとめ記事です。

TwitterやYouTube、2chまとめだけでなく、エンタメニュースや、みんなが知らないネタニュースもいち早くゲットできます。ニュースまとめサイトのバズネットで、今まで触れる事がなかったネットニュースをお楽しみ下さいね。

バズネットではあなたからのネタニュースの投稿もお待ちしています。街や、TwitterやYouTubeで見つけた面白い画像や動画、ネットで見つけた感動する話。とっても役に立った雑学やネタなど、誰かに教えたいあなただけのニュースのネタ提供をお待ちしています。

⇒ ネタを提供する
ページ上部へ戻る